お店に並んでいる結婚リング、マリッジリングはキャスト製法で型に流し込んだ鋳造(ちゅうぞう)かダイヤバイトと言う切削機で削って作る量産品がほとんどです。キャスト製法とは原型があり、型に金やプラチナを流し込む鋳造製法です。一回の作業で指輪なら大きさにもよりますが数十本作ります。ダイヤバイト製法は俗称カットリングと言い、ダイヤバイト切削機により線引きやプレスで作った指輪状の輪を切削して作ります。表面の幾何学的なカットも切削して何本も量産します。このように出来上がった商品は宝石店に並びますが、量産品なのでどこ見ても同じデザインが並んでいる感じがしませんか。チェーン店によっては独自のオリジナルデザインを展開しているところもありますが、そのお店のグループの量産品には変わり有りません。大切な結婚リングだからこそ量産品ではなく、一本一本ハンドメイドで丁寧に時間をかけて作りませんか。
マリッジリング

シンプルな商品、例えば無地の鏡面甲丸でも、キャスト製法でいっぺんにたくさん作り機械で磨きまで完成させる商品、カットリングで甲丸上に切削して作る商品等との違いをくらべると、鍛造(たんぞう)製法は一本一本、金やプラチナの地金を溶解してハンマーで叩いては締め、火に入れて叩いては締めるを繰り返し密度と強度を上げ指輪の形状に丸めヤスリで削って形状を整え、粗いヤスリから2000番までの細かいヤスリを使い仕上げていきます。磨きも粗いバフから仕上げ用の柔らかいバフを使い磨き上げます。
鍛造製法によるハンドメイドの商品は密度と強度は他の商品とは比べ物にはなりません。また同じ鏡面でも手で丁寧に磨き上げたものは、柔らかく温もりがあり指馴染は格段の趣です。鍛造製法だからこそ純金でも純プラチナでも指輪を作ることが出来るのです。特に純金は通常の製法では柔らかくすぐ曲がってしまい指輪には向いていません。ほとんどのお店では純金は柔らかく指輪はできませんと言いますが、鍛造(たんぞう)製法ですと通常キャスト製法で販売されている指輪のプラチナと硬度は変わりません。純金、純プラチナの輝きは重く重厚で深みのある何とも言えない趣があります。まさに純金は太古の時代から世界が魅了する黄金の輝きです。純プラチナも見慣れたプラチナの色と違い、より白く重く深みがあります。
プラチナリング

既製品ではなくハンドメイドなので幅も厚みも大きさも思いのままに作ることが出来ます。デザインも特殊なもの以外は可能です。特に彫金は日本古来の伝統技法で和彫りから洋彫り、新柄と手彫りで彫金すると、まさにオリジナル商品となります。大切な結婚リング、マリッジリングだからこそ一本一本丁寧に時間をかけてハンドメイドで納得のいくリングを作りませんか。