印台の大きさを選ぶのは難しいですね。印台は重さを匁(もんめ)で表します。1匁は3.75gです。
3匁は11.25g、4匁は15gとなり5匁、6匁、7匁、8匁、9匁、10匁、45g、50g、55g、75g、100gとなっていきます。その上は30匁112.5g、40匁150gがあります。

プロの目からお答えすると素材18金ですと男性は4匁位からの大きさが良いと思います。印面の大きさは三味印台で約13mm位です。腕下の部分指の腹にあたる部分は約5mm位の幅です。プラチナですと比重が高く18金の約1.4倍の重さが必要で18金の4匁と同じ大きさですとプラチナで6匁22.5gを目安にお考え下さい。18金の3匁11.25gは男性では小さいと思います。印面が12mm位です女性用には良いと思います。男性では小指用が良いと思います。プラチナの3匁は印面が10mm位なので女性用にお洒落な存在感のある印台となります。

もっとも一般的な印台は5匁18.75gが印台としては大きくもなく、小さくも無く人気の大きさです。印面の大きさは約14mm位です。プラチナの印台では7匁26.25gの大きさです。少し大きくシッカリした印台は8匁30gです。印面の大きさは約16.5mm位です。プラチナでは45gの印台になります。5匁と8匁の間に6匁22.5g、7匁26.25gがあります。ややシッカリ目の印台です。印面の大きさは6匁が15mm位、7匁が16mm位です。18金でガツンとした存在感のある印台は10匁37.5gからになります。印面の大きさは約17mm位になります。下の腕の部分の幅は約7.5mm位です。厚みもありしっかりした重量感です。プラチナでは同じ大きさは55gの印台になります。その上の重さになると45g、50g、55g、75g,100gとなっていきます。45g、50gの印台は大きさと重量感、存在感を求める愛好家に人気があります。100gは印台の絶対的な愛好家に好まれています。
鍛造印台リング

印台を鍛造(たんぞう)の手作りでハンマーでひたすら叩いて作って40年以上になります。印台ファンの好みの大きさも腕の厚みも熟知して作っています。腕の厚みもペラペラの厚みではなく、しっかりした厚みにしています。印台の印面の大きさ、腕の幅等は当社の企画です。他社とは必ずしも同じではありません。また指の太さ号数にもよって印面や大きさを変えバランスをとってつくっています。例えば、指サイズが15号と29号の場合、重さは同じでも印面や腕の幅が一緒ではバランスが悪くなります。指サイズの円周も考え、バランス見て印面の大きさを決め製作します。

K18と純金、プラチナの印台の大きさの基準一覧
(当社製造の印台のみ)

K18三味印台3匁=純金4匁=プラチナ4匁(印面約12mm、下腕の幅約4.5mm)
K18三味印台4匁=純金6匁=プラチナ6匁(印面約13mm、下腕の幅約5mm)
K18三味印台5匁=純金7匁=プラチナ7匁(印面約14mm、下腕の幅約5.5mm)
K18三味印台6匁=純金8匁=プラチナ8匁(印面約15mm、下腕の幅約6mm)
K18三味印台7匁=純金10匁=プラチナ10匁(印面約16mm、下腕の幅約6.5mm)
K18三味印台8匁=純金45g=プラチナ45g(印面約16.5mm、下腕の幅約7mm)
K18三味印台10匁=純金55g=プラチナ55g(印面約17mm、下腕の幅約7.5mm)

おおよそのバランスの大きさです。ダイヤモンドを入れたりするとダイヤの大きさや厚みに合わせて印面の大きさ厚みや腕の大きさにも合わせバランスで寸法を変えていきます。

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