12月7日(木)日経新聞の夕刊に「ロシア産ダイヤ輸入規制」の記事が掲載されました。主要7か国(G7)は6日オンライン形式で首脳会議を開きロシア産ダイヤモンドの輸入規制を盛り込んだ首脳声明をまとめました。

ロシアのダイヤモンドは品質も良くロシア産ダイヤは世界の30%を締めています。産出高は世界で1位です。輸入規制を2024年1月1日までに導入。さらに第三国で加工したロシア産ダイヤの輸入も24年3月1日をめどに段階的に規制するとされています。

ダイヤモンドが市場から3割減ってしまい圧倒的な品薄状態になります。現状ロシアがウクライナから撤退することはありません長期化の様相です。ダイヤモンド市場は混乱し価格も高騰することが予想されます。定番のダイヤモンドの婚約リングも値上げされ普通の状態で4割ぐらい値上げが考えられますが、加えて驚異的な円安の状況下では倍くらいの値上げが設定されるのではないかと心配されます。

心配されるのは天然ダイヤモンドがこんな状況では今まで区別して分けていた人工ダイヤモンドが市場に参入してくるのではないかと懸念されます。人工ダイヤと言っても成分的には本物のダイヤモンドです。炭素を材料に地球の何万年の年月育成される圧力と温度を人工的に作り出す技術で作りだします。天然にできたダイヤモンドか人間が作ったダイヤモンドかの違いです。

弊社も鍛造印台リングの印面にダイヤを入れたデザイン、マリッジリングの内側にダイヤ1粒等の指輪を製作しています。ダイヤモンド市場がどのような推移をたどるのか成り行きが心配です。