リングの各部について宝石をのせる座のことを【石座】【爪座】といいます。石の雰囲気、形、性質や石の深さ、そして全体のデザインにより工夫します。例えば石のにごりが多い場合は光をたくさん取り込めるように石座側面に開口部を大きくとったり、石の薄い色石の場合は開口部を小さくして光があまり入らないようにします。色石で色味を出すため深くカットされた石を使う場合、石座の深さは石の深さで決定されてしまいます。このような石は石座にボリュームがついてしまうので適度なデザインを施すなど全体的なバランスをよくします。石座もデザインの重要な一部になります。指にはめる部分を【腕】シャンクともいいます。石座の下の部分石座と腕の間をつなぐ部分を【腰】腕を石座や腰につなげている部分を【肩】腕の内側の指にあたる部分を【指なじみ】宝石を留める部分を【爪】といいます。

リングの断面