岩石は風化により砕かれて土壌になります。土壌の一部は河川によって浸食され、ついには川の三角州、泥地、平野の低い所、大洋の底などに堆積物として蓄積します。何百万年にもわたり、一つの堆積物の層の上にまた他の層が蓄積。こうして次々と重なった層の重さでついには大洋の底でそれらの堆積層は堆積岩として固まているといわれています。アメリカの合衆国のかなりの部分が堆積岩で覆われているといわれています。堆積岩中からは化石を発見することは出来ますが、宝石がたくさん見つかるということはないようです。堆積岩の中から発見できる数少ない宝石にオパール、石英系があるようです。堆積岩は宝石のできる途中のの一つの段階ということです。高温と高圧をともなう地殻運動が風化物の蓄積した弱い堆積層を硬い変成岩に変え、その硬い変成岩の中に多くの宝石が発見されるようです。今日発見されている宝石のほとんどは、地殻の深い内部で冷えたマグマから結晶した岩石の中に、何百万年も昔に形成されたもので岩石は強力な力によって地球の表面にゆっくり上昇したといわれています。

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