純金で指輪を作るとやわらかくて品物になりませんと言う返答事例がよくありますが、それは、まったくの間違いですよ。日本の刀(かたな)を作る技術、火に入れて(焼きを入れる)叩いては締める、叩いては締めるを繰り返すと金も地金がしまり硬くなるのです。この技術で作った指輪は、まさに重厚な黄金の色をしています。たしかに純金そのものは柔らかな金属です。よく皆さんは東南アジア諸国に行って純金と言われる指輪やブレスレット、ネックレスを記念に買ってきますが、柔らかくすぐに曲がったり壊れたりします。純金そのものは柔らかく叩いて伸ばすと驚くほど伸びます。通常ジュエリー製品は通称キャストと呼ばれる型に流し込む鋳造(ちゅうぞう)で作られています。その金属が持っている硬度のままです。しかし鍛造(たんぞう)とよばれる製法、刀を作るよう火に入れて叩いてしめるを繰り返す製法ですと地金が締まり硬度が上がります。密度が高い状態になっているので、磨いた時も、重厚な正に黄金の色になります。重い色合に観ていると、吸い込まれるような黄金色に魅了されるでしょう。指輪をしていると、他の金属より比重が高いため、手につけた存在感が際立ち金の指輪をつけている充実感と満足感が感じられるでしょう。金は永遠に存続するものです。何千年、何万年経っても変化しなく残るものです。太古の時代より純金は富と永遠の命を授かるものとして身につけていました。純金はまさに永遠のロマンをもたらす物質なのです。

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