本当の印台リングって??

本当の印台、真の印台をご存じですか。本当の印台とは金やプラチナや銀の地金を叩いて叩いて形状を叩き出し作っていく究極の指輪です。型に流し込んで作る印台の形状のリングは印台風のファッションリングです。印台は世界共通で古くは5000年以上の歴史があり海外ではジグネットリング、カレッジリング、インタリオリングなどとも呼ばれています。

日本では独特の進化を歩み刀を作る鍛造(たんぞう)技術が際立って高く、その鍛造製法で作り上げた印台は密度の高く締まって重厚の印台に仕上がり海外に紹介しても高い評価を得ています。印台とは印面と言う指輪の上部の大きな平らな台座のある指輪を言います。この印面は型に流し込んで作ったファッションリングと鍛造で締めてヤスリでピシッと仕上げたものでは雲泥の格差があります。

プラチナ三味印台

印面を仕上げる技術とは

印面を仕上げるのは経験の浅い職人ではとても難しい技術です。印面が斜めに仕上がったりしてしまいます。真っ平にするのは相当の年月の修業が必要とされています。金やプラチナの地金を溶解して丸玉にして叩いて締め、また火入れして真っ赤にして叩いては締めを繰り返す日本の誇る鍛造(たんぞう)技術で下地を作りヤスリで形状を仕上げていきます。こうして仕上げた製品はダレなくピシッとした印台に仕上がります。

印面に家紋を入れたり、印鑑を彫ったり、イニシャルを入れたり又はダイヤモンドを留めたりシンプルに無地で仕上げたりします。また印台の腕の部分に龍や桜や唐草模様等を彫金すると豪華に仕上がります。

印面を仕上げる技術とは

真の印台とは

本当の印台とは型に流し込んで何本も同時にたくさん作る印台風ファッションリングではなく、一本一本、地金を溶解し叩き出し火入れして又、叩き出すを繰り返し熟練した職人が何日も時間をかけた硬度、密度ある印台を真の印台と呼べるのではないでしょうか。印台は孫子の代まで受け継がれる指輪です。真の印台、日々製作しています。