よくある質問に金やプラチナが高いから下がるのを待って購入すると言う話を聞きますが、結局は予定した時より高い時に買っているのが実情です。

昨今金相場が高いのでニュースなどで話題になったりもします。金相場ですが実はここ30年短期の上がり下がりはあるものの右肩上がりの上昇で下がったことはありません。1992年から7年間ぐらいは1200~1300円台の横ばいで、2000年から下がることなく上り続け現時点では6倍以上上がっています。

◆金相場◆

1992年 1446円 1993年 1328円 1994年 1312円 1995年 1209円 1996年 1405円 1997年 1337円 1998年 1287円 1999年 1069円 2000年 1014円 2001年 1105円
2002年 1296円 2003年 1339円 2004年 1472円 2005年 1619円 2006年 2287円 2007年 2659円 2008年 2937円 2009年 2951円 2010年 3477円 2011年 4060円
2012年 4321円 2013年 4453円 2014年 4340円 2015年 4564円 2016年 4396円 2017年 4576円 2018年 4543円 2019年 4918円 2020年 6122円 2021年 6237円

※2021年 6237円は1月2月の平均。
※1992年~2021年(30年間) 年次平均価格推移 税抜価格(参考資料田中貴金属参照)

プラチナも上がり下がりはあるものの高値安定で2021年2月になってから急激に上がっています。貴金属の指輪やアクセサリー、工芸品等買おうと思った時が買うタイミングだと思います。結婚指輪を買う予定が下がるのを待って気が付いた時は6倍に跳ね上がっていたという笑い話のような話もあるくらいです。相場を読むことはできません。金、プラチナは世界の経済状況や戦争などの要因や今回の突発的なコロナの影響でも左右されます。
先行きの状況は解りませんが30年間の歴史の実績は上記の通りです。
買おうと思った時がベストタイミングです。

2022年ロシアの戦争突入によって金、プラチナ、パラジュウムが高騰してきました。特にプラチナ、パラジュウムはロシアは主だった産出国です。いずれ落ち着くと下がるだろうという評論家がいますが、一度上がったものは前に戻ることはありません。短期的に下がることはあっても地金相場の歴史から見てもここ三十数年下がったことはありません。