指輪の重さについてお話しです。指輪の重さは軽いほうが良いのか重いほうが良いのか迷いますね。金の指輪、プラチナの指輪について考えてみます。金、プラチナは金属の中では比重が高く最も重い部類の金属になります。皆様は重いもので最初にイメージするものは鉄だと思います。
鉄の比重は7.8 金の比重は19.3 プラチナの比重は21.4あり、金は鉄の約2.5倍の重さがあり、プラチナに至っては約2.7倍あります。
仮に10gの金の指輪と同じ大きさのものを鉄で作ると4gです。指輪など小さいにも関わらず重厚の重さが金やプラチナの価値観と言えます。またこの比重の高さが見た目にも重厚感、高級感を感じさせます。

よくある例にイミテーションの指輪をしていると安っぽく軽そうに見えます。何故でしょう、重厚感が高級感をかもし出すのです。指輪を初めてつける方など、なるべく軽く、着けた感触がないほうが良いと言われる方がよくいますが、逆で指輪の重さが指に安定感と馴染みを与え指輪との一体感が生まれます。重ければ良いというものではありませんが、形状にもよりますが重いほうがより指に馴染みます。細い指輪でも不自然にならない程度厚みを持たせると高級感が生まれます。昨今のジュエリーショップの一部では安く売る為に厚みの薄いペラペラの指輪を扱っていますが、世界的に歴史のある有名ブランドなどでは決して薄い指輪など作りません。金などの特質を最大限に生かし重厚感と高級感が出るよう厚めの重量のある指輪を製造しています。無理に厚くする必要はありませんが、適度の厚みのある指輪を選ぶことをお勧めします。耐久性と指馴染は指輪にとって不可欠です。金、プラチナは重厚感が貴金属の特徴をより一層際立てます。

鍛造製法で製作した指輪は密度あるリングにも仕上がります。ずっと大切にするものだからさりげない存在感、身に着けてみませんか。鍛造製法とは刀を作る方法と言えば身近に感じると思います。地金を溶解して、ハンマーで叩きます。何度も繰り返します。密度増した地金を甲丸型、月甲型、平打型、印台型に手作業で仕上げ、手作業で磨きかけて完成させています。予算に合わせてしっかり幅、厚みご提案も出来ます。