本当の印台は裏抜きが無く、無垢で長く使っていても型くずれもしなく、それぞれの指のサイズに合わせ作り上げた印台ではないでしょうか。弊社の印台リング、手に取って見ていただきたいと自信ございます。

鍛造でハンドメイドで作る事が出来る職人は日本では数人しかいません。印台は指輪の最高峰であり製造には高い究極の技術が必要です。昔は鍛造で指輪を作る職人は何人もいましたが、その中でも印台を作る事が出来る職人は最高の技能を持っていると一段格上の存在でした。現在出回っている印台はほとんどがキャスト製法で型への流し込みで作っているものです。現在のキャスト製法は技術が進んでいますが、特に印台においては仕上がりがダレてしまい厚いのでスが入ってしまいます。スとは地金の中に空気が入ってしまい気泡などがある事です。しかし鍛造という刀を作るように火に入れてハンマーで叩いては締め、火に入れて叩いては締めを繰り返す製法は密度が高まり、ハンマーで叩き出すため気泡が押し出されてしまい、硬く締まった地金になり、ダレてなくシャープなピシッとした印台に仕上ります。

印台はいかにシャープに硬くカッコよく作れるかが命です。当社は100gや150g(40匁)さえも注文に応じて製造しています。おそらく鍛造でハンドメイドでこの大きさを製造出来るところはそうは無いと思います。又、印台のお好きな方は裏抜きや腕下の腹の厚みが薄いのは嫌います。キャスト製法では指のサイズは考えなく作り後からサイズ調整するので、どうしても腕が薄くなってしまいます。私どもは鍛造ハンドメイドなので最初から厚めに作る事が出来ます。印台の命は印面がいかにシャープてピシッとしているかです。

鍛造ダイヤ留印台リング

キャスト製法は型で出来たものを磨いて仕上げるので印面のダレが気になります。鍛造製法はハンマーで叩き出して地金を締め硬くしてからヤスリで形を出していくので角をピシッと出すことが出来きます。また、印面を曲がりなく、いかに平らに出来るのも高い経験を積んだ職人技が必要です。印面に名前や梵字など入れたり、ダイヤなど止めたりする事も出来ます。また、印台の腕の肩に彫金が出来るのはほとんど無く当社の得意とするところです。肩に唐草模様や桜や龍など彫金は印台をよりいっそうの華やかさを出し、グレードアップします。印台への難しい彫金は印台を知り尽くした熟練した彫金師の技術が必要です。地金も多種で純金、18金、18金ピンクゴールド、純プラチナ、Pt900、純銀などて制作しています。印台は指輪の中の王様です。これほど完璧て究極のバランスがとれた指輪は他にはありません。ピシッとした印台をさりげなくするのが一層カッコよさを出します。印台作りおまかせ頂きたいと思っております。
純金、純プラチナの印台も作れる職人はほとんど居ないと思います。印台は孫子の代まで受け継がれる指輪です。印台を作って43年です。

印台はいかに印面や角をきちっと作れるかが命です。

昨今印台の腕の両肩に和柄彫金の依頼が多くなってきました。
印台が豪華になり迫力が増し、よりグレードアップします。
印台への両肩彫金は彫金師の中でも和柄を習得した経験の長い職人でなければ彫れません。
和柄は修業時代日本画の筆絵を勉強します。筆の払いなど片切と言う鏨(たがね)彫刻刀を使い彫り表現します。
印台の腕の両肩に龍や牡丹、唐草、桜、鯉、般若彫金等々を彫金してより一層迫力のある印台が生まれます。
彫金を入れることによって、より豪華にグレードアップした印台になります。