金の文化を海外に見てみると頭に浮かぶのはエジプトのツタンカーメンの黄金のマスクがあります。このマスクは打ちだしの技術としても優れています。ブルーの線はラピスラズリで、コブラの体を曲げた下の端にはトルコ石が使われています。黄金のマスクはツタンカーメン王のミイラとともに棺に納められていますがこの棺も厚さ3mmの金に覆われ金の総重量は90Kgと言われています。クレオパトラは黄金のベットに寝ていたといわれています。エジプト文明と並んでインカ文明もまた黄金の文明として知られています。ヨーロッパの中世の美術でも金が大きな役割を果たしています。金が素晴らしい展性もたなかったらこんなに各時代の文化につかわれることがなかったといわれています。そしてそれだけ私たちから遠い存在になったはずとも言われています。西欧の中世文化は一言で言ってキリスト教文化といってよいのですが崇高さ、荘厳さを表現するのにも、金が最もふさわしかったとされています。ヨーロッパに出かけたときに有名な教会の中に入ればすぐにわかります。これでもかといわんばかりに金が使われています。

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