日本では金製品には刻印が打たれています。指輪なら内側、ネックレスは金具、ペンダントは裏側、ピアスは針(ポスト)等に打刻しています。刻印は大変重要なもので金の品位(純度)を表しています。日本においては最も普及しているのは純金,K24 ,K22, K18, K14, K10, K9の刻印が打たれています。Kはカラット数(Karat)を表しています。カラットは金の純度を24分率で表します。

リング内側刻印

刻印の表示

純金は「純金」又は「K24」と表示し24分の24です。100%の純度です。「K18」は18分の24で75%が金で残りは銅や銀の合金です。24金、18金と呼びます。通常前にKを打ちます。「K18」のように打ちます。東南アジアやヨーロッパには一部後にKを打つところもあります。18Kのように打ちます。一概に言えませんが、後ろKは品位があやふやのものが古くにはありました。ほかの表示としては1000分率の表記もあり18金は75%の純度なので「750」で表示します。純金は「999」で表記しますが、「純金」と漢字で表記することが通例となっています。ヨーロッパやアメリカは1000分率表示が多くあります。中国や東南アジアは俗にシナ金と呼ばれ、純金と言われているが純金の中にランクがあり、足金(約20金)、千足金(約22金)、万足金(約24金)の表示が多く又は965と表示されるものがあります。旅行に行って純金製品をお土産に買われると純金と呼ばれているがK22位が多い現状です。

次に「GP」「GEP」と表示されるのは、金メッキです。Gold Platedの略称でGPと刻印されます。K14でメッキされたものは「K14GP」と刻印します。メッキは電気分解で電気的処理をするのでGold Electro Platedの略称で「GEP」と刻印されることもあります。また金張りというものもあります。金張りは高熱で金を圧着する方法で、数十マイクロメートルの金が圧着されます。14金、18金による金張りがおおく「Gold Filled」の略称で「GF」と表され、18金の金張りは「K18GF」と刻印します。

大蔵省造幣局の刻印について

金などの貴金属製品の製造業者、又は販売業者からの依頼に応じて、品位試験に合格したものに打刻される刻印を通称「ホール・マーク」といいます。このホールマークが品位の証明記号となり、一番信頼できる刻印と言っていいでしょう。ホールマークが無いからといって、その品位以下いう訳ではありませんのでご安心下さい。製品のなかには刻印されていない物もあります。特にジュエリーに関してはホールマークは最近ほとんど打たなくなりました。ロット製品が少なくなり一個作りが主流になったことと、日本の国民性の正直さと偽の刻印を打って販売すると罰せられることなどから正確な品位を作り出しています。ホールマークは各国の制度により異なります。たとえばイギリスでは、製品に製造番号・品位・検定地・製造年号などが刻印されます。フランスでは鷲(ゴールド)・犬(プラチナ)・女神ミネルヴァ(銀)をモチーフにしたマークが刻印されます。

弊社は純金製品には「純金」 純プラチナ製品には「純Pt」 純銀製品には「純銀」を採用して表示打刻しています。 弊社扱い製品は「純金」「K18」「純Pt」「Pt900」「純銀」となります。又、鍛造製法により一本一本、地金溶解から手作業でリング、バングル製品等を仕上げていますので品位刻印の隣に【手造】と打刻しています。又、下写真のGUARANTEEをつけています。