自身を表しより良き方向へ導くとされている梵字文字を純プラチナ・純金・Pt900・K18・純銀・素材で鍛造(たんぞう)製法でリングを作りそのリング表面に十二支守り本尊、梵字文字を手彫り(浮彫)彫金製作。梵字はサンスクリット語を表記する為の文字ともされます。干支にはそれぞれ守護本尊があり、生まれ年の仏を表す一文字が干支の梵字になります。

◆梵字◆日本への伝来◆

日本で梵字という場合は、仏教寺院で伝統的に使用されてきた悉曇文字を指すことが多いとされています。シッダマートリカーを元とし、6世紀頃に中央アジアで成立し、天平年間(729年-749年)に日本に伝来したと言われています。

日本には仏教伝来と共に漢訳された経典と共に伝来したが難解なために、文字自体を仏法の神聖な文字として崇めたとあります。天平期には遣唐使や道璿、鑑真らの唐僧が悉曇梵語に堪能で、徐々に広まっていき、大安寺で唐僧仏哲と天竺僧菩提僊那が悉曇梵語の講義を行うと、日本人僧にも悉曇梵語の読み書きが浸透していったといわれる文字です。平安時代に入ると、最澄、空海らが悉曇梵語の経典を大量に唐から持ち帰り、真言として梵字は一般の人々の間にも広まったとされています。

梵字は単なる文字ではなく、それ自体に力がある神聖文字であると信じられるともあります。

十二支一覧

千支:子(ね)
守り本尊:千手観世音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)千本の手のそれぞれの掌に一眼をもつとされることから来ています。千本の手は、どのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さは永遠の幸福をもたらすとされています。
千支:丑・虎(うし・とら)
守り本尊:虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持ち智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩様として信仰されています。
千支:卯(う)
守り本尊:文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
智慧の菩薩としての性格を際立たせている菩薩様として解決する知恵をさずけてくださり災難を断ち幸せを招いてくれると言われています。3人寄れば文殊の知恵ということわざもあります。
千支:辰・巳(たつ・み)
守り本尊:普賢菩薩(ふげんぼさつ)
慈悲と理知を顕して人々を救う賢者であるとされています。延命の徳があるとされており、苦難と迷いの人々の救済を誓願すると言われています。長寿を授けてくれます。
千支:午(うま)
守り本尊:勢至菩薩(せいしぼさつ)
智慧の光を持っており、一切を照らし迷いを解く知恵を持つ菩薩様として福徳を授けてくれると言われています。
千支:未・申(ひつじ・さる)
守り本尊:大日如来(だいにちにょらい)
あらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がり無限宇宙に周遍する超越する菩薩様とされています。災難苦難を除き平和と繁栄を祈願すると言われています。
千支:酉(とり)
守り本尊:不動明王(ふどうみょうおう)
尊称である明王は、「仏の知恵(真言)を身につけた偉大な人」とされ、揺るぎなき守護者であり、災難苦難を除き守ると言われています。お不動さんの名で親しまれてもいます。
千支:戌・亥(いぬ・い)
守り本尊:阿弥陀如来(あみだにょらい)
無限の光をもつもの、無限の寿命をもつものとされ、むみょうをあまねく照らす光の仏と言われています。人々を悩みや迷いを救い出してくれると言われています。