黄色い宝石、と呼ばれるものです。最上のものは黄金色ですが薄い黄色のものは価値が落ちるとされています。うすい緑黄色のベリルはヘリオドール(太陽のおくりもの)と言われています。ゴールデンベリルは南西アフリカにも発見されていますが加熱すると淡青色のアクアマリンに変わります。1911年にピンクのベリルがカルフォルニアで発見されました。金融家のJ・P・モルガンに敬意を払ってモルガナイトと命名されました。モルガンはニューヨークのアメリカ自然博物館が宝石の蒐集を始めるにあたって、自分の宝石のコレクションを寄贈した人です。カルフォルニアのモルガナイトは、よい宝石になるのには少し色が薄すぎるとも言われています。ブラジルとモザンビクで珍しいアクアマリンが発見されています。一つの方向から見るとほとんど真っ黒に見え、他の角度から見るとうすい青色に見える。結晶の底に平行に濃くしかし非常にうすい層をなして包含物が並んでいることが原因のようです。このアクアマリンをカボションに磨くとスターが現れ、ブラックスターサファイアに似ているということです。

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