何世紀の間、赤いスピネルはルビーと間違われていたと言われています。なぜならヨーロッパ人は商人たちが東方から持ち帰ったものの中にカットしていない結晶を見ることがほとんどなかったとありました。スピネルはコランダムと異なり、化学成分として多くのマグネシウムを含んでいること発見し、スピネル六方晶系でなく等軸晶系であることを見出しています。スピネルであることが確認された後でも、赤い色の石はしばしばバラス・ルビーと呼ばれていました。セイロン、ビルマ、タイでも見つかっています。コランダムの宝石と同じように岩石中で成長すると言われています。色は赤色、濃い青色、黒、褐橙色、ピンク、ふじ色があり、屈折率は1.72あります。
赤いスピネル石がありますがパイロープ・ガーネットと間違われることがあります。これらの石は両方とも硬度が約8あり又、どちらも単屈折性でともに等軸晶系に結晶します。これら二つの宝石の違いを見つける方法として比重方法があります。比重とは同じ容積の水と比べてその鉱物がどれほど重いかということです。赤いスピネルは比重が3.6、パイロープ・ガーネットは3.6と3.85の間にあります。大部分の鉱物の比重は2.0と4.0の間にあります。そのようなわけで本物に違いないと思われる美しい宝石、よく見つめてください。

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