小川や海岸でなめらかな美しい石を見つけた経験ありませんか?そのような色のついた不透明な石はおそらく人類の最初の宝石であったでしょう。古代エジプト、ギリシャ、ローマの宝飾品は主としてジャスパー屋メノウのような色のついた石英、一方古代の中国人はヒスイを高く評価していたといいます、透明な宝石は人間が原石を研磨する方法を知るようになってからの後に普及したもといわれています。宝石は色々な形にカットされます。そのもっとも簡単なものが【カボション】です。カボションはマーブル玉の半分、あるいはその天井が少し低くなったような形をしています。不透明な石や半透明の石は今でもカボションにカットされます。なぜならこの形が、磨きあがった時、もっとも美しく見えるからです。透明な石もカボションに磨くこともありますが、透明な石は普通【ブリリアント】又は【ステップ・カット】のスタイルに研磨します。ダイヤモンドやジルコンのようなうすい宝石はブリリアントに研磨すると光をキラキラと反射させ、虹のように輝くファイアを見せます。エメラルドやアクアマリンはステップ・カットすると色合いが美しくひきたつといわれています。

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