地球は、その外側にすくなくとも100キロメートルの厚さの地殻を持っています。地殻の下の物質はどろどろにとけているか、あるいは生パンのようなものであると考えられています。時々、溶けたガスを含んだ岩石すなわちマグマの柱が地殻を通って上へ昇ってきます。これが地球のひょうめんに出てきたとき火山となります。この火山」の側面に流れ出したマグマが熔岩です。この熔岩はいろいろの鉱物で出来ていますが溶けた岩石は早く冷え固まってしまうので個々の鉱物の粒は大きく成長することができません。マグマが途中で冷え固まったものを貫入熔岩と言います。マグマは通常うすい層になって冷却しますがこれは岩脈と呼ばれています。固まりつつあるマグマはもはやそこにとどまるわけですが、しかしガスは引き続き地殻の割れ目から逃げ出します。このガスが水蒸気がその成分ですがマグマから種々の成分を運んで来ます。そしてその水蒸気が冷えたときに岩石のわれめの壁にしばしばこれらの成分を析出させます。多くの金属鉱石、例えば黄色をした鉄の鉱物、黄鉄鉱はこのように生成されるといわれています。ゆっくりと冷えた岩石は、ガスの逃げた岩石をも含めて、いろいろな鉱物の集まったものであい、粗粒岩と言われています。大切な宝石資源の一つになっています。

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