鉱物をがどのくらい硬いかを述べるのは難しいことです。1822年ドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースは鉱物の硬さを相対関係で計る一つの方法を考案。モースは何百という鉱物から10個の鉱物を選び番号をつけました。

1タルク 2石膏 3方解石 4螢石 5燐灰石 6正長石 7水晶 8トパーズ 9コランダム 10ダイヤモンド

このモースの硬さの尺度では尺度の大きい鉱物は、小さい鉱物にひっかき傷をつけることができます。現在、鉱物学者はスクレロメーターという機械を使ってモースの硬度は間隔が等しくないことを知っています。
しかしモースの硬度は今なお大変役に立っています。例えば、クロムと酸素で出来たクロム鉄鉱は5の燐灰石にキズをつけますが6の正長石にはキズをつけない。そこでクロム鉄鉱は5.5の硬度を持つといわれています。この方法はどんな物質にも応用できます。私たちの爪の硬度は2の石膏より少し大きい程度です。つまり1のタルクと 2の石膏にはキズを作りますが3の方解石にはキズを作れません。このようにどんな鉱物でもその相対硬度を計ることができるからです。
モース硬度の「モース」は、この尺度を考案したドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースに由来しています。

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